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土砂災害とは?

 土砂災害とはがけ崩れ・土石流・地滑り、または火山の噴火に伴う溶岩流・火砕流・火山泥流などにより人の生命や財産が脅かされる自然災害のことをさします。

 

 「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」では、

「土砂災害」を「急傾斜地の崩壊(傾斜度が三十度以上である土地が崩壊する自然現象をいう。)

土石流(山腹が崩壊して生じた土石等又は渓流の土石等が水と一体となって流下する自然現象をいう。)地滑り(土地の一部が地下水等に起因して滑る自然現象又はこれに伴って移動する自然現象をいう。)

を発生原因として国民の生命又は身体に生ずる被害」と定義しています。

(「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」2条)。

土石流

時速20から40kmという速度で、周辺の木々や岩などを先端部に巻き込みながら進み、人家や田畑、道路を一瞬のうちに壊滅させる。

がけ崩れ

がけ崩れとは、雨や地震などの影響で地盤がゆるみ、突然斜面が崩れ落ちる現象である。
 崩壊速度が極めて速いため非常に危険である。

地すべり

地すべりとは、地下水などの影響により、斜面を構成する土塊が斜面下方にすべる現象。
 移動するスピードは遅いが、広い範囲にわたって地面が動く。

 日本では、ほとんどの都道府県で土砂災害が発生しています。 土砂災害の危険箇所は52万箇所あります(2014年時点)。 保全対象に応じて治山・砂防事業などによる防災対策が進められてはおりますが、依然として発生数は年間500~2,000箇所と多く、死者も10人前後発生しています。

 また、昭和42年から平成24年にかけてのすべての自然災害に対する土砂災害による犠牲者数の割合は東日本大震災・阪神淡路大震災を除き、約40%以上を占めております。

防災白書(平成24年)・国土交通省砂防部

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