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丹沢山地大山調査プロジェクトとは?

 

 東海大学工学部土木工学科では、東海大学Tocollabo プロジェクトの一環として丹沢山地大山地区における土砂災害の調査とそれに基づく防災計画を行っております。地質・土質調査、各種センサーの開発・設置、大学・行政・企業・地域住民と連携して土砂災害に対しての防災計画の立案を行っていきます。

 大規模土砂災害発生時に土砂災害検地センサー(加速度センサー・水位センサー)などを活用し、そのデータを瞬時に地域住民や観光客を伝達し、速やかに避難ができるように着々と計画を進めております。

このプロジェクトについて

 

 

平成26年に発生した広島市大規模土砂災害、平成25年に発生した伊豆大島の大規模土砂災害は多大な犠牲をもたらしました。毎年このような災害が頻発しており、阪神淡路大震災・東北地方大震災を除き死者・行方不明者は、すべての自然災害の中で約半数近くを占めております。

 

このような土砂災害の特徴として火成岩の成因によるものが多く、グリーンタフ(緑色の凝灰岩・火山砕屑岩・溶岩など)で地盤の大部分を占めている日本列島は、非常に土砂災害を受けやすくなります。

土砂災害についてもう少し詳しい内容はこちら→

同じく丹沢山地においても関東大震災とその後の大雨によって大規模な土石流が発生したとされており、今後も土砂災害が発生されると予想されます。


特に大山地域では、


都心近郊としての観光名所で多くの人々がにぎわう。

大山地域を含む丹沢山地がグリーンタフや火成岩で構成されており、
今後もこのような岩石の変質に伴う土砂災害が発生しやすい。

突発的な土砂災害における対策がいまだ不十分なところがある。

地すべり以外での現場でセンサーを活用した防災対策に意義がある。


以上をもとに神奈川県丹沢山地大山地区においての土砂災害の調査とそれに基づく防災計画が大変重要であると考えました。

丹沢山地の歴史についてもう少し詳しい内容はこちら→

そこで、本プロジェクトでは神奈川県丹沢山地大山地区の土砂災害危険区域にて次の研究を行いたいと考えております。


現状写真のGoogle Mapへの投稿

沢における地盤強度の測定

各種観測センサーの設置

避難経路等を確保するための防災マップの作成など

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